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キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」

時代はインジェクションに移りゆく昨今だが、4ミニ業界はまだまだキャブが全盛! パワーアップカスタムの要であるキャブを種類毎に解説していきます! まずは定番のPCφ20から!


キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
取材協力:あかおぎMCPS 茨城県猿島郡境町422-1
☎0280-87-0216 http://www.akaogi.jp



初めの一歩はPCφ20でキマリ!!

キャブレターを大きくしたり高性能なものに変更することで、ガソリンを多く送れるようになったり、吸気効率が上がりパワーアップが可能に。マフラーを入れて排気効率を良くしたらキャブも大口径にすべきだし、ボアアップしているなら尚更です。ビッグキャブにもいろいろありますが、中でも使い勝手が良い筆頭がPCφ20。排気量としては88~110ccくらいまで対応してそれ以上でもまぁ~大丈夫でしょう。ノーマルであっても、PCφ20を入れれば驚くほどパワーアップしますし、パーツメーカーによってはボルトオンキットで車種毎に豊富なラインナップでリリース中(特にキタコ)。そして高性能キャブのような複雑さもないので誰でも簡単にセットアップが可能です! 突き詰めるなら高性能キャブで、手軽に楽しむならPCφ20! 一度入れてみれば違いは歴然!!

REAR                    FRONT
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」 キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
LEFT                    RIGHT
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」 キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」

キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
PCφ20のスロットルバルブが上下する部分は素直なオーバル型ではなく2分割の雪だるまのような形になっています。これはスロットルワークによる中間部分でのボコ付きや谷を少なくしたり、レスポンスのことを考えられた構造

キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
(上から)トップキャップ、ジェットニードルセット、スロットルバルブ、スロットルバルブスプリン、アイドリングスクリュー、エアスクリュー、ジェットニードルホルダー、フロートピン、フロート、メインジェット、フロートバルブ、フロートチャンバー

キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
キャブを取り外したらフロートチャンバーを留めているボルトを緩めます。するとこのような状態になっているのでフロートピンを抜けばフロートが外れます。

キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
フロートを外した状態がこちら。通常はフロートと一緒にフロートバルブも抜けますが、分かりやすくするためにフロートバルブはボディに差し込んであります。


あかおぎ鈴木さん
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
例えばキタコのモンキー用PCφ20なら最初に入っているジェットはMJ85/SJ35。セッティング時にはスローはほとんどイジらないでエアスクリューで調整範囲で済むことが多い。メインジェットは横型エンジンなら夏なら80前後で、冬なら90前後。縦型なら基本のセットが10番上なので、それぞれ10番上になりますね。


セッティングするならジェットを用意
    #100~112    #100~125    #115~140 (上段:ポッシュフェイス製)
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
    #60~72   #75~88   #90~102   #105~118 (下段:シフトアップ製)
ポッシュフェイスとシフトアップから出ているジェットセットは細かいステージで設定されているのでオススメ。シフトアップ製であれば、一番小さな#60から入っているのはノーマルエンジンや小さいパワーフィルターを付けてる車両に。#75からのセットは88cc以上の夏場用。#90からのセットは88cc以上の冬場用として考えておくと良いでしょう。


セッティングが楽になるのはこちら!
アイドルスクリューやエアスクリューを回すのに「いちいちマイナスドライバーを取り出して~なんて、そんなんやっているの煩わしいわっ!」とお嘆きの方に。これを装着すれば手で回せるように。C . F . P O S H では『アイドルアジャスター』、武川では『アイドルアジャストスクリュー/エアスクリュー』という名で絶賛発売中。
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
ファッション的な要素も増しますが、それ以上にセッティングが楽になる利点が素晴らしい商品です。アイドルスクリューやエアスクリューと取り換えるだけでOK


ワイヤーに悩むことがなくなります!
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
キャブを沢山持っていると、どれがどのワイヤーだったか分からなくなってしまいますよね。ワイヤーのインナーの長さが違うと引き切れなかったりして「もう一回キャブを外してやり直しか…」ということが多々あるのですが、キタコのマルチスロットルケーブルを使えば上下に調整機能が付いているのでインナーの調整幅が広いのです! これは便利!

キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
キタコ製マルチスロットルケーブルはトップキャップから伸びる部分が真っ直ぐ上ではなく、少し曲がっており、ワイヤーが逃げてくれて使い勝手が抜群。モンキーのフレームも避けやすくなります。


ファンネルが入らない時には!
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
キャブとフレームとの隙間があまりなく「普通のファンネルじゃ入らないよ!」という絶望に答えるような逸品がコチラ。C.F.POSHのショートカールファンネルなら狭い隙間でもファンネルに出来ます。

キャブレター大解剖「Part1 PCφ20 編」
ショートカールファンネルすらも入らない場合でも安心してください。より隙間が少ないスクーター系に主に使用出来るデイトナ製のネットフィルターを使えばイケるでしょう!
これで直キャブにアバヨ!



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