キタコ製パーツで快速マシンを作る GROM向上委員会(8)-2
キタコ製パーツで快速マシンを作る GROM向上委員会(8)-2
編集部山ノ井がとことん乗り込んだGROMをどういじるのか!? リアルユーザーの一人として「使える」ネタ満載でお届けするGROM向上委員会。今月はエンジン腰下の組み込みを紹介!!
今回はココから
キタコ シリコングリス \360(税抜)※5g
オイルシールにシリコングリスを塗っていきます。綿棒などを使い、中にもしっかり塗っておきましょう。絶妙な量で用意されるK-CONシリーズがオススメです。
キタコ 液状ガスケット \350(税抜)※5g
GROMのクランクケースは紙ガスケットではなく液体ガスケットを使います。ムラが出ないように指先に少量を取りポンポンと叩くように塗っていきます。
なぜGROMは液体ガスケットなの?
通常の紙やメタルガスケットの場合、そのガスケットの厚み、つぶれ方で誤差が起きてしまうことがあるが、モンキーのケース等はそれでも大丈夫。液体ガスケットは高精度で仕上げられる部分の使用にオススメで、GROMのクランクケース、同社DOHCヘッドのカバー等の高精度、気密性の高い部分には液体ガスケットが推奨されている。
閉める前にオイルを塗布するのを忘れずに!!
ケースを締める前にもう一度クランクシャフトのベアリング、メイン・カウンターシャフト、シフトドラム等にオイルを塗布し、反対側のケースで蓋をします。この時斜めになったりしないように、平行を保ちましょう。オイルシール等にめくれがないかも注意!!
ボルトを用意(11本)し、まずは仮締めします。本締めは対角線上に締め込んでいきます。規定トルクは10N・m
ニュートラルスイッチを取り付けていきます。まずピンを矢印の位置に入れニュートラルスイッチを取り付けます。オイルを塗布するのを忘れずに!!
タイミングスプロケットにカムチェーンを取り付けます。走行距離が多い車両の場合、チェーンが伸び切ってしまっている場合があるので、その時は新品を用意しておきましょう。
カムチェーンテンショナーアームを取り付けていきます。ピボットボルトにはワッシャーが入りますので忘れないように!! 規定トルクは16N・m。エンジン組み込み時にはトルクレンチは必須ですよ~!!
オイルを塗布したプッシュロッド、テンショナースプリング、ワッシャー、シーリングボルトの順で取り付けていきます。規定トルクは22
N・m
クランクシャフトにニードルベアリング、外れてしまっていたらウッドラフキーを組み、スタータードリブンギヤ、スタータークラッチアウターにオイルを塗布し、フライホイールを取り付けます。
センターロックナットレンチを本締めする際にはフライホイールホルダーを使い締め込んでいきます。規定トルクは64N・m
スターターリダクションギア、シャフト、カラーにもオイルを塗布し、ケースに取り付けていきます。これで一旦ケースを反転させます。
つづく
編集部山ノ井がとことん乗り込んだGROMをどういじるのか!? リアルユーザーの一人として「使える」ネタ満載でお届けするGROM向上委員会。今月はエンジン腰下の組み込みを紹介!!
今回はココから
キタコ シリコングリス \360(税抜)※5g
オイルシールにシリコングリスを塗っていきます。綿棒などを使い、中にもしっかり塗っておきましょう。絶妙な量で用意されるK-CONシリーズがオススメです。
キタコ 液状ガスケット \350(税抜)※5g
GROMのクランクケースは紙ガスケットではなく液体ガスケットを使います。ムラが出ないように指先に少量を取りポンポンと叩くように塗っていきます。
なぜGROMは液体ガスケットなの?
通常の紙やメタルガスケットの場合、そのガスケットの厚み、つぶれ方で誤差が起きてしまうことがあるが、モンキーのケース等はそれでも大丈夫。液体ガスケットは高精度で仕上げられる部分の使用にオススメで、GROMのクランクケース、同社DOHCヘッドのカバー等の高精度、気密性の高い部分には液体ガスケットが推奨されている。
閉める前にオイルを塗布するのを忘れずに!!
ケースを締める前にもう一度クランクシャフトのベアリング、メイン・カウンターシャフト、シフトドラム等にオイルを塗布し、反対側のケースで蓋をします。この時斜めになったりしないように、平行を保ちましょう。オイルシール等にめくれがないかも注意!!
ボルトを用意(11本)し、まずは仮締めします。本締めは対角線上に締め込んでいきます。規定トルクは10N・m
ニュートラルスイッチを取り付けていきます。まずピンを矢印の位置に入れニュートラルスイッチを取り付けます。オイルを塗布するのを忘れずに!!
タイミングスプロケットにカムチェーンを取り付けます。走行距離が多い車両の場合、チェーンが伸び切ってしまっている場合があるので、その時は新品を用意しておきましょう。
カムチェーンテンショナーアームを取り付けていきます。ピボットボルトにはワッシャーが入りますので忘れないように!! 規定トルクは16N・m。エンジン組み込み時にはトルクレンチは必須ですよ~!!
オイルを塗布したプッシュロッド、テンショナースプリング、ワッシャー、シーリングボルトの順で取り付けていきます。規定トルクは22
N・m
クランクシャフトにニードルベアリング、外れてしまっていたらウッドラフキーを組み、スタータードリブンギヤ、スタータークラッチアウターにオイルを塗布し、フライホイールを取り付けます。
センターロックナットレンチを本締めする際にはフライホイールホルダーを使い締め込んでいきます。規定トルクは64N・m
スターターリダクションギア、シャフト、カラーにもオイルを塗布し、ケースに取り付けていきます。これで一旦ケースを反転させます。
つづく