過去×現在×未来 ENJOY CROSS CUB! 第14回 ケミカルでフリクションを低減！（2）
過去×現在×未来 ENJOY CROSS CUB!
第14回 ケミカルでフリクションを低減！（2）
性能をアップさせるにはさまざまな方法がある。各部のフリクションの低減を図ることもそのひとつ。今回は数種類のケミカルを使ってそれを実践してみた。果たして結果は？
■ ベアリングの抵抗を減らす ■
円陣家至高 GRESIN LG ¥2,160（税込/50ml）
前後ホイールのハブ内には、スムーズに回転させるためにボールベアリングが組み込まれている。ボールベアリングはグリスと共に封入してあるのだが、わずかながらグリスがフリクションになっている。それを緩和するため「GRESIN LG」を注入。坂道での空走実験に臨んでみたところ、ドライブチェーン実験よりさらに1.7ｍ長い3ｍを記録。明らかにフリクションロスが軽減していた。実際の走行では感じにくいが、加速性はアップするはず。燃費向上も期待できる
■ ガソリン添加剤 ■
円陣家至高 E.G.S. [Limited MIN] ¥2,160 （税込/30ml）
エンジン内部のカーボン除去や洗浄効果によって、エンジンの調子を良くしてくれる効果が期待できるのがガソリン添加剤だ。本来はガソリンタンク内に適量を注入し、走行することで徐々にその効果を発揮させるのだが、検証のため今回は、プラグホールからシリンダー内に直接注入した。エンジンを始動するとすぐにマフラーから白煙を発生するが、数秒後には通常の状態になる。効果についてはすぐに実感できなかったが、トルクアップとスムーズなレスポンスが期待できる
■ エンジンオイル変更 ■
円陣家至高 TCOⅡs ¥3,888 （税込/1L）
エンジン性能を維持あるいは向上させるのに大きな効果を発揮するのがエンジンオイルだ。カブのようなバイクだと「とりあえず入っていればいいや」という認識で乗り続けてしまいがち。しかし発進停止が多い街中で乗ることが多いからこそ、高品質なエンジンオイルを使用したほうがいいのだ。今回は燃焼時の圧縮漏れを防ぎ、エンジン性能を高める効果があるという円陣家至高のTCOⅡsに交換。5w-45というハイグレードタイプの化学合成油で高価だが、一般的なエンジンオイルに比べて寿命が2倍から3倍あるというから驚きだ
ホイールベアリングへもケミカル注入
前後ホイールのアクスルシャフトとハブの間には、当然のことながらベアリングが組み込まれている。このベアリングによってホイールの回転をスムーズにしているのだが、ボールベアリングが互いに摩擦しないようにグリスを封入している。しかし、そのグリス自体もフリクションになっている。「ＧＲＥＳＩＮ ＬＧ」はベアリングのグリスに直接注入するケミカルで、ベアリングの動きをよりスムーズにする働きがある。しかもボールベアリングの磨耗を緩和する働きもあるという。
さっそく前後ホイールを外し、ホイールベアリング内にこのケミカルを注入。量はわずかで十分だ。組み付け完了後に再び坂道へ。ドライブチェーンのときと同じように空走距離を計測してみた。すると、ノーマルに比べて３ｍ伸びた。ドライブチェーン注油のときと比較してもさらに１・７ｍ伸びたのだ。動きの良さは乗っていても実感できるほどだった。
次にガソリン添加剤を試した。本来は燃料タンク内に入れるのだが、すぐに効果を出すため、シリンダー内に直接注入。始動した直後はマフラーから少し白煙が出るが、すぐに消える。
最後にエンジンオイルを交換。使用したＴＣＯⅡｓは５ｗ -45のハイグレードタイプ化学合成油。交換後に走行してみると、加速性や伸びが良くなったことをすぐには実感しなかったが、エンブレのフィーリングは明らかに滑らかになった。後日改めて走ったところ、高回転の伸びが良くなっていた。
ショップ：［ 東京堂 ］
東京都新宿区中落合3-27-3
03-3950-6758
http://www.tokyodo.com
かつてはバイク用品・パーツの販売店として開業した老舗ショップだが、8年ほど前からはカブのカスタムパーツなどをおもに扱う専門ショップに衣替え。店内には所狭しとカブのパーツがあふれていて、駄菓子屋のように楽しい。店長の村田さんはカブに精通していて、修理から相談まで安心して任せられる。円陣家至高のオイルやケミカル製品もすべて取り揃えている。カブファン必見のショップだ
第14回 ケミカルでフリクションを低減！（2）
性能をアップさせるにはさまざまな方法がある。各部のフリクションの低減を図ることもそのひとつ。今回は数種類のケミカルを使ってそれを実践してみた。果たして結果は？
■ ベアリングの抵抗を減らす ■
円陣家至高 GRESIN LG ¥2,160（税込/50ml）
前後ホイールのハブ内には、スムーズに回転させるためにボールベアリングが組み込まれている。ボールベアリングはグリスと共に封入してあるのだが、わずかながらグリスがフリクションになっている。それを緩和するため「GRESIN LG」を注入。坂道での空走実験に臨んでみたところ、ドライブチェーン実験よりさらに1.7ｍ長い3ｍを記録。明らかにフリクションロスが軽減していた。実際の走行では感じにくいが、加速性はアップするはず。燃費向上も期待できる
■ ガソリン添加剤 ■
円陣家至高 E.G.S. [Limited MIN] ¥2,160 （税込/30ml）
エンジン内部のカーボン除去や洗浄効果によって、エンジンの調子を良くしてくれる効果が期待できるのがガソリン添加剤だ。本来はガソリンタンク内に適量を注入し、走行することで徐々にその効果を発揮させるのだが、検証のため今回は、プラグホールからシリンダー内に直接注入した。エンジンを始動するとすぐにマフラーから白煙を発生するが、数秒後には通常の状態になる。効果についてはすぐに実感できなかったが、トルクアップとスムーズなレスポンスが期待できる
■ エンジンオイル変更 ■
円陣家至高 TCOⅡs ¥3,888 （税込/1L）
エンジン性能を維持あるいは向上させるのに大きな効果を発揮するのがエンジンオイルだ。カブのようなバイクだと「とりあえず入っていればいいや」という認識で乗り続けてしまいがち。しかし発進停止が多い街中で乗ることが多いからこそ、高品質なエンジンオイルを使用したほうがいいのだ。今回は燃焼時の圧縮漏れを防ぎ、エンジン性能を高める効果があるという円陣家至高のTCOⅡsに交換。5w-45というハイグレードタイプの化学合成油で高価だが、一般的なエンジンオイルに比べて寿命が2倍から3倍あるというから驚きだ
ホイールベアリングへもケミカル注入
前後ホイールのアクスルシャフトとハブの間には、当然のことながらベアリングが組み込まれている。このベアリングによってホイールの回転をスムーズにしているのだが、ボールベアリングが互いに摩擦しないようにグリスを封入している。しかし、そのグリス自体もフリクションになっている。「ＧＲＥＳＩＮ ＬＧ」はベアリングのグリスに直接注入するケミカルで、ベアリングの動きをよりスムーズにする働きがある。しかもボールベアリングの磨耗を緩和する働きもあるという。
さっそく前後ホイールを外し、ホイールベアリング内にこのケミカルを注入。量はわずかで十分だ。組み付け完了後に再び坂道へ。ドライブチェーンのときと同じように空走距離を計測してみた。すると、ノーマルに比べて３ｍ伸びた。ドライブチェーン注油のときと比較してもさらに１・７ｍ伸びたのだ。動きの良さは乗っていても実感できるほどだった。
次にガソリン添加剤を試した。本来は燃料タンク内に入れるのだが、すぐに効果を出すため、シリンダー内に直接注入。始動した直後はマフラーから少し白煙が出るが、すぐに消える。
最後にエンジンオイルを交換。使用したＴＣＯⅡｓは５ｗ -45のハイグレードタイプ化学合成油。交換後に走行してみると、加速性や伸びが良くなったことをすぐには実感しなかったが、エンブレのフィーリングは明らかに滑らかになった。後日改めて走ったところ、高回転の伸びが良くなっていた。
ショップ：［ 東京堂 ］
東京都新宿区中落合3-27-3
03-3950-6758
http://www.tokyodo.com
かつてはバイク用品・パーツの販売店として開業した老舗ショップだが、8年ほど前からはカブのカスタムパーツなどをおもに扱う専門ショップに衣替え。店内には所狭しとカブのパーツがあふれていて、駄菓子屋のように楽しい。店長の村田さんはカブに精通していて、修理から相談まで安心して任せられる。円陣家至高のオイルやケミカル製品もすべて取り揃えている。カブファン必見のショップだ
