NEW GROM ・ Z125 PRO を丸裸に 2
KAWASAKI
Z125 PRO
面倒な外装外しもこれで完璧!!
メンテナンスやカスタム時に、外す必要性が出てくる外装。
ここではその外装の外す手順を、注意点を交えてご紹介。これを見れば手順は完璧ですよ!
PHOTO:INOUE HIROMU・MOTO MOTO TEXT:MOTO MOTO
KAWASAKI
Z125 PRO
カワサキがKSR以来久しぶりの4ミニとなるZ125 PROを発売しました。排気量や車格、価格など多くの点でGROMに近いものがあり、両車はライバルとも言える関係性。そんなZ125PROの外装を外しスッポンポンにしてみました!
①
最初はやっぱりシートを外すことから始まります。シートを外す鍵穴はテールカウルの下面にあります
②
タンク近くに+のネジがありますので、左右計2本を緩めます。シート下は入り組んでいるので、ネジを落とさないように
③
お次は意外にもタンデムステップの付け根。ここにはキャップボルトが付いています。反対側を緩めるのも忘れずに
④
なんとこれでフレームを模したパーツが外れます! このパーツには複数の爪があるので、それを左の写真で紹介
POINT
ツメは4箇所
たったの4本のネジとボルトで留まっていたこのパーツには、写真を見てもらえるとわかるように片側4本の爪があります。といっても特殊な形状をしているわけではありませんので、まっすぐ外側に向かって引っ張ればなんなく外れるハズ!
⑤
後方に引くように
A.GROMにも使われていた2本のトリムクリップで留まっている、テールランプの真上にあるV字の小さなパーツを外します B.トリムクリップを抜いたらV字のパーツを後方に引っ張れば外れます C.パーツの裏面に斜めの爪があるので後方に引くというわけ
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そしてテールカウルを留めている+ネジ4本を緩めます。ドライバーはネジに対してまっすぐ当てて使うのが舐めないコツ
⑦
少しひろげて
Zのアイデンティティとも言えるテールランプがテールカウルをちょっぴり覆っているので、少しカウルをひろげて…
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外側に引くようにすれば外れました! GROMと違ってテールカウルは別体式となっているのが大きな特徴ですね
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そして次はシュラウド部分を外していきます。まずはタンクに2本の+ネジがありますので、どちらも緩めましょう
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真ん中を押して
シュラウドの前側に左右1本ずつ、計2本のトリムクリップがありますので、真ん中をプチッと押して抜きます
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これで全てのネジ類が外れました。シュラウドは一旦上方向に上げてから外側に引くと、すんなり取れるハズですよ
⑫
POINT
シュラウドの裏側
シュラウドに爪(○部分)があるにはありますが、なんとたったの1本! ですので実に簡単に外すことができます。ただ点線で囲った部分には少し出っ張りがあるので、外側にシュラウドを引くのではなく、上方向に上げつつ外す必要があったんです
⑬
最後に外すのはタンクを覆っているカバー。上の写真にある1本と、真ん中の写真にあるサイド部のネジ(左右)計3本を緩めれば、カバーが外れます。ここは特に爪などもないので、上方向に引っ張ればすんなりと外れますよ
スッポンポン! ///
ネジの数が少なく作業は楽チン
ここではZ125 PROの外装外しをご紹介。GROM同様外す外装パーツは少なく、作業自体は簡単といえる部類だと思います。それだけではなく使ってるネジ類も少ないので、ビギナーの方でも難なく外すことができるのではないでしょうか。ネジが少ない理由は大きなパーツは爪で留まっているため。爪なので折れてしまう可能性は否定できませんが、ほとんどの部分がまっすぐ引けば外せる構造になっているので、余程のことがなければそういったミスは起こらないハズ!Z125 PROにおける最大の注意点は、テールランプ上のV字のパーツを外す時でしょう。ここは他の部分と異なり、爪が斜めになっているので、引く方向に気をつける必要があるのです。またこのパーツ自体の厚みが薄いので、破損してしまう可能性が比較的高めと言えます。しかし引く方向を間違えなければ全く問題ナッシング!
使用した工具
今回2台のバイクの外装を外すために使った工具は、この3種類のみ!Z125 PROにいたっては、ラチェットを使っていないので2種類の工具で丸裸にできたことに。使う工具が少なくて済むというのは、オーナーにとっては嬉しい部分でしょう
ドライバー
ラチェット
六角レンチ
ネジ類の数の違い
Z125 PRO GROM