キタコ製パーツで快速マシンを作る GROM向上委員会(4)
キタコ製パーツで快速マシンを作る GROM向上委員会
編集部山ノ井がとことん乗り込んだGROMをどういじるのか!? リアルユーザーの一人として「使える」ネタ満載でお届けするGROM向上委員会。今月からエンジン編がスタート!!
いよいよエンジンに着手します
作業は堀内さんにお願い




今回はエンジンパーツの組み込み前準備としてエンジンを降ろし、全バラの模様を紹介。まずはシートを外し、バッテリーのマイナス端子を外しておきます。その後、マフラーを外し、オイルも抜いておきます。なかなかオイルが汚れていましたね~
※今回の作業工程についてはある程度、省略してありますので、出来れば作業前にサービスマニュアルを用意しておきましょう。
とにかく配線が多い



外装を外し、スロットル開度、油温、車速、O2センサーや、ACジェネレター、ニュートラルコネクターなどを外していきます。いつもいじっているモンキー系とは違う最新さを配線の多さで感じました。
助っ人の中山さん登場!




実際に降ろしたエンジンを体重計で測ってみた所、約23キロ(オイルを抜いた状態)となかなか。104キロの車両重量の約1/5もありました。ちなみにモンキーのエンジン単体の重さは分かりませんが、車両重量は68キロ。排気量は倍以上なのに車両重量は30キロし変わらないんですね。


いよいよエンジンを全バラしていきます。バラす前にタイミングホイールキャップを外し、フライホイールのFマークとケースの印部分を合わせ上死点を出しておきます。

腰上からバラしていきます。ユニバーサルホルダーを使い、カムスプロケを留めるボルトを外します。ヘッドとシリンダーを留める各ボルトを緩め、ヘッドを外します。


カーボンで真っ黒け
ヘッドを開けるとそこにはカーボンで真っ黒になった燃焼室とピストンが…。セッティングが濃かったのかな~?
排気側逝っちゃってました



シリンダーを引き抜くと、そこには再利用不可なレベルのスリーブが…。ピストンも排気側が…。ピストンはキタコ製になるにしても…。オイル交換時期をミスったかな…


シリンダーはなんとかするにして、全バラは続きます。ここからは腰下をバラしていきます。フライホイールを外す際にはプーリーホルダーが必要になりますので、作業前に準備を忘れずに。


クラッチ周辺も分解時にはGROM専用のクラッチセンターロックナットレンチ等、特殊工具が必要になります。キタコさんでは専用品もリリースされていますので、パーツと合わせてご購入がオススメ。
遠心オイルフィルター&すトレーナーが恐ろしいことに


遠心オイルフィルターの内部はヘドロになったオイルカス、ストレーナーには鉄粉がタップリ…。このエンジン大丈夫か? ほぼ新車、走行も少なかったハズ…


ケースを分解し、油圧プレスを使い、クランクを取り外します。ケースに残った液体ガスケットはキレイに剥がしておきましょう。バラしの模様は部分的になりましたが、組み込みは全行程をおって細かく紹介予定!!
全バラ完了

排気量はそのままパワーアップ!!
純正で124ccもの排気量があるGROMですが、ボアアップされたモンキー系と比べればパンチがなくおもしろいとは言えませんでした。ということで今回の連載の最大ポイントでもあるエンジンのパワーアップに着手します。ボアアップキットもリリースされていますが、あくまでも排気量は変えずパワーアップを狙います(ボアアップすると排気量が排気量なだけ面倒だし…)!! 次回は各パーツの組み込み模様を細かく紹介していきます!! 乞うご期待!!
<ENGINE MENU>
ハイカムシャフト タイプ2 ¥9,800(税抜)
ハイコンプピストンKIT バージョン2 ¥13,000(税抜)
クラッチカバーKIT ¥28,000(税抜)
5速クロスミッションASSY ¥54,000(税抜)
スーパーオイルポンプKIT ¥5,000(税抜)
スピードセンサーキット ¥11,800(税抜)
ニュースーパーオイルクーラーKIT ¥26,800(税抜)
■キタコ
06-6783-5311 http://www.kitaco.co.jp
編集部山ノ井がとことん乗り込んだGROMをどういじるのか!? リアルユーザーの一人として「使える」ネタ満載でお届けするGROM向上委員会。今月からエンジン編がスタート!!
HONDA GROM


\325,000(税抜)
※今回ベースとなっている車体は16モデル・カラーになります。


\325,000(税抜)
※今回ベースとなっている車体は16モデル・カラーになります。
いよいよエンジンに着手します
作業は堀内さんにお願い




今回はエンジンパーツの組み込み前準備としてエンジンを降ろし、全バラの模様を紹介。まずはシートを外し、バッテリーのマイナス端子を外しておきます。その後、マフラーを外し、オイルも抜いておきます。なかなかオイルが汚れていましたね~
※今回の作業工程についてはある程度、省略してありますので、出来れば作業前にサービスマニュアルを用意しておきましょう。
とにかく配線が多い



外装を外し、スロットル開度、油温、車速、O2センサーや、ACジェネレター、ニュートラルコネクターなどを外していきます。いつもいじっているモンキー系とは違う最新さを配線の多さで感じました。
助っ人の中山さん登場!




実際に降ろしたエンジンを体重計で測ってみた所、約23キロ(オイルを抜いた状態)となかなか。104キロの車両重量の約1/5もありました。ちなみにモンキーのエンジン単体の重さは分かりませんが、車両重量は68キロ。排気量は倍以上なのに車両重量は30キロし変わらないんですね。


いよいよエンジンを全バラしていきます。バラす前にタイミングホイールキャップを外し、フライホイールのFマークとケースの印部分を合わせ上死点を出しておきます。

腰上からバラしていきます。ユニバーサルホルダーを使い、カムスプロケを留めるボルトを外します。ヘッドとシリンダーを留める各ボルトを緩め、ヘッドを外します。


カーボンで真っ黒け
ヘッドを開けるとそこにはカーボンで真っ黒になった燃焼室とピストンが…。セッティングが濃かったのかな~?
排気側逝っちゃってました



シリンダーを引き抜くと、そこには再利用不可なレベルのスリーブが…。ピストンも排気側が…。ピストンはキタコ製になるにしても…。オイル交換時期をミスったかな…


シリンダーはなんとかするにして、全バラは続きます。ここからは腰下をバラしていきます。フライホイールを外す際にはプーリーホルダーが必要になりますので、作業前に準備を忘れずに。


クラッチ周辺も分解時にはGROM専用のクラッチセンターロックナットレンチ等、特殊工具が必要になります。キタコさんでは専用品もリリースされていますので、パーツと合わせてご購入がオススメ。
遠心オイルフィルター&すトレーナーが恐ろしいことに


遠心オイルフィルターの内部はヘドロになったオイルカス、ストレーナーには鉄粉がタップリ…。このエンジン大丈夫か? ほぼ新車、走行も少なかったハズ…


ケースを分解し、油圧プレスを使い、クランクを取り外します。ケースに残った液体ガスケットはキレイに剥がしておきましょう。バラしの模様は部分的になりましたが、組み込みは全行程をおって細かく紹介予定!!
全バラ完了

排気量はそのままパワーアップ!!
純正で124ccもの排気量があるGROMですが、ボアアップされたモンキー系と比べればパンチがなくおもしろいとは言えませんでした。ということで今回の連載の最大ポイントでもあるエンジンのパワーアップに着手します。ボアアップキットもリリースされていますが、あくまでも排気量は変えずパワーアップを狙います(ボアアップすると排気量が排気量なだけ面倒だし…)!! 次回は各パーツの組み込み模様を細かく紹介していきます!! 乞うご期待!!
<ENGINE MENU>
ハイカムシャフト タイプ2 ¥9,800(税抜)
ハイコンプピストンKIT バージョン2 ¥13,000(税抜)
クラッチカバーKIT ¥28,000(税抜)
5速クロスミッションASSY ¥54,000(税抜)
スーパーオイルポンプKIT ¥5,000(税抜)
スピードセンサーキット ¥11,800(税抜)
ニュースーパーオイルクーラーKIT ¥26,800(税抜)
■キタコ