4ミニ大好きマガジン「モトモト」…たま～に熱帯魚

過去×現在×未来　ENJOY CROSS CUB!

第1回　CROSS CUBのルーツを辿る（２）

スーパーカブの歴史

1958　SUPER CUB C100
小型で強力なエンジンを備え、実用的で安く、維持費も少なく、軽くて操縦性に優れた乗り物。
しかも女性にも乗りやすく、出前持ちが片手でも楽に運転できる、そんな乗り物を作ろうと完成したのがスーパーカブC100だ。バックボーンフレームに大型レッグシールド、自動遠心クラッチ式3速ミッション、空冷OHV単気筒を採用した



1966　SUPER CUB C50
だれにでも簡単に乗れて、耐久性も抜群。それが実証されたスーパーカブは日本国内のみならず世界市場でも認められつつあった。そして66年、エンジンを空冷OHC単気筒へと進化させ、さらに力強い走りを実現した



1981　SUPER CUB C90
スーパーカブの基本は50ccモデルだが、よりパワフルな70、90といった原付２種モデルも登場していた。さらにセルスターター付などのモデルも加わり、幅広いラインナップ構成となった。遠出も可能な90ccモデルは、スーパーカブの最上級車としてデリバリー用途だけでなく、ツーリングなどのレジャーに使う人も少なくなかった



1983　SUPER CUB C50
発売から四半世紀を経たスーパーカブは、この年、累計販売台数1500万台を達成。世界一のバイクという地位はゆるぎないものになっていた。最新のC50スーパーカスタムでは、新エコノパワーエンジンを採用して180km/lもの低燃費を達成した



1988　SUPER CUB 100EX
スーパーカブは日本国内だけでなく海外でも生産されていた。中でもタイをはじめとした東南アジア市場での需要が高く、現地ならではのモデルも生み出された。乗用性を重視したタイ生産のスーパーカブ100EXは、輸入というかたちで国内販売された



2007　SUPER CUB C50
環境性能のさらなる向上を目指し、優れた始動性とスムーズな走りなどに寄与する電子制御燃料噴射システム（PGM-FI）を新たに搭載した。また、排気ガスを浄化する触媒装置（キャタライザー）をエキゾーストパイプ内に装備し、排出ガス規制に適合させた


2009　SUPER CUB 110
この年、スーパーカブは大きく生まれ変わった。エンジンは低フリクション技術を採用した空冷単気筒110ccを搭載。もちろんPGM-FIを採用。さらにクラッチシステムは、発進と変速にそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを新採用した


つづく